白洲三四郎ブログ

白洲三四郎(しらすさんしろうshirasusanshirou)がミニマリスト計画を実現するまでの記録。旅立ちのために、断捨離と節約を実行中。

ドラマ「俺たちの旅」の中村雅俊の生き方に究極のミニマリストを見た。

数ヶ月前のことですが、中村雅俊が主演したドラマ「俺たちの旅」をネットで見ました。

「俺たちの旅」は、1975年から76年に放送された古いテレビドラマです。

たいへんな人気ドラマだったので、リアルタイムはともかく、再放送などでご覧になった方は多いのではないでしょうか。

その「俺達の旅」の中で、驚いたシーンがあります。

中村雅俊演じる「カースケ」と、田中健が演じる「オメダ」が、いっしょに家出することになるのですね。

その時、オメダはボストンバックいっぱの荷物を持って出てきたのに対し、カースケが、持ってきたのは、何と歯ブラシ1本だけでした。

それを見たオメダは「カースケ、お前は、気楽でいいなぁ」と言います。

ちょっとした、やりとりですが、非常に良いシーンだと感じました。

この家出のシーンが意味することを、私なりに連想してみることに……

 

どんなミニマリストもかなわない、歯ブラシ1本の家出。

どんな達人のミニマリストも、さすがに歯ブラシ1本だけでは生活できません。

ところが、ドラマ中の中村雅俊は、何の気負いもなく、歯ブラシ1本で、家出してしまった。ひょうひょうと、顔色ひとつ変えることなく。

家出が流行した時代もあったそうですが、いくらなんでもリュックくらいは持て行くでしょうに。

しつこいようですが、中村雅俊は、歯ブラシ1本だけですからね。

断捨離とか、ミニマリストという言葉が流行るのは、現代人はただ単に荷物が多いということだけではなさそうです。

縛られているものが多い、背負わされているものも多く、もっと精神的に軽くなりたい気持ちが強いのでしょう。

持たされているものからの解放祈願が「ミニマリスト」ブームの要因だと思えてきます。

要するに、カースケ流の「気楽さ」からほど遠い存在が現代人だと言えそうです。

ひたむきな「心の旅」をする人物が愛おしい。

俺たちの旅」が放送されたのは、1975年10月5日から1976年10月10日まで

この時代には、携帯電話も、スマホも、パソコンもありませんでした。カースケは貧乏だからテレビすら持っていなかった。

携帯電話やスマホの普及が、人間をどれだけ「いじましい」存在に変えてきたかを、それらがなかった時代を知る者は、大なり小なり感じとっているものです。

というか、それを感じなかったら、怖いと思います。

持たない暮らし」「断捨離」「ミニマリスト」などの言葉は、現代社会、資本主義経済に逆行することから生まれてきたとも言えそうです。

ともあれ、このドラマ「俺たちの旅」に出てくる登場人物たちは、ひたむきに「心の旅」を続けていて、いとおしく感じられますね。