ミニマリストとは「持ち物をできるだけ減らし、必要最小限の物だけで暮らす人」を指します。
ほとんどの人が余計な物を買いすぎ、持ちすぎているので、ミニマリストを目指す時には、物を捨てること、即ち断捨離から始める場合が多いでしょう。
しかし、それではミニマリストにはなれないと私、白洲三四郎は信じています。
実は、ミニマリストになるためには、断捨離より先にしなければいけないことがあるのです。
意志が弱く、飽きっぽい私が、簡単にミニマリストになれました。
最初に申し上げますが、私は断捨離トレーナーでも、ミニマリスト歴10年以上の強者でもありません。
去年までは、断捨離と断捨離リバウンドを繰り返し、ミニマリスト生活など夢のまた夢と何度もあきらめかけた経験を持つ、いわゆる挫折常習者なのです。
意志も弱く、B型ゆえの飽きっぽい性格を持っている私では、断捨離のような苦行は向いていないのではないか、と何度も自分自身を疑いました。
そんな私でも、あっけないほど簡単に断捨離を完成させ、ミニマリストになれてしまったのです。
実はミニマリストになるのは、根性や執念など要らないし、大そうなノウハウも必要ありません。
断捨離が進まないのは「断捨離のための断捨離」になっているため?
で、今回の記事で強調したいのは、断捨離から始めたら、断捨離はなかなか進まないしので、ミニマリストにもなれないことです。
「断捨離のための断捨離」では、ダメだということ。
断捨離すれば部屋が片付くし、暮らしが快適になるだろう、くらいの漠然として期待では、断捨離は完成できません。
何度も何度も失敗してきた私だからこそ、それは断言できます。
断捨離は良いことだから断捨離しようではなく、断捨離の目的を明確にしないといけないのです。
でも、私自身がそうであったように、多くの人は「断捨離の目的」を聞かれても、即答できないのではないでしょうか。
では、具体的に、どうしたら「断捨離の目的」が、はっきりしてくるのか?
理想の生活をイメージし、それを実現すると固く決意する。
いきなり断捨離しようとするのではなく、断捨離さえすればミニマリストに近づけるだろうと思うのでもなく、まずは理想の生活を思い描いてください。
理想の暮らしをイメージしましょう。
そして、その生活を絶対に実現するぞ、と決意してください。
ただ「なりたい」とぼんやり考えるのでは不充分。
覚悟を決める、腹をくくる、といった強い決心が必要です。
最初に「ゴール地点」を自分に示してあげてください。
そうすると、なぜ自分が断捨離しているのかが、鮮明になってきます。
ゴールの見えないマラソンは辛すぎますから。
理想生活を思い描くこと、そしてその理想を実現すると覚悟すること、これがミニマリストになるための最初のステップなのです。
このステップをすっとばし、むやみやたらと物を捨てようとしても、ジグザグに進むだけで、なかなか断捨離は加速しないし、完成は見えてきません。
繰り返しますが、何度も何度も断捨離に挫折し、ミニマリスト生活をあきらめかけていたにもかかわらず、あっけないほど簡単にミニマリストになれてしまったので、その方法をお伝えしたいのです。
断捨離はダイエットに似ています。
断捨離は物欲で、ダイエットは食欲ですが、いずれも人間の強い欲望に反する行為なので、難しいわけですね。
私の場合、ダイエットはまだ挑戦中ですが、断捨離は終えることができました。
断捨離を完成させるためには、断捨離の向こう側に、物欲とは違う、「おいしいもの」を用意する必要があります。
「おいしいもの」とは、理想の生活イメージにほかなりません。
ですから、まずは、理想の暮らしを思い描くことから始めてください。