将来的には、自宅を断捨離したいと思っています。
自宅を持たないで、旅に明け暮れる生活に移ろうと想い描いているのです。
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それは単なる妄想ではありません。
数ヶ月後には実際にそうしたいので、具体的に動こうとしています。
ただ、現実は甘くありません。
完全に自宅を断捨離し、完全な旅暮らしに移行するには、それなりの準備が必要なのですね。
考えている途中で、自分でも「う~ん」と唸ってしまいました。
自宅を断捨離するには、その前に3つの断捨離をする覚悟が必要になるのです。
その「3つの断捨離」とは?
自宅を断捨離するには「3つの断捨離」を覚悟しなければならない。
何しろ、自宅を捨ててしまうわけですから、今まで当たり前だったことが、スッポリとなくなってしまうわけです。
自宅を断捨離すれば、つまり旅暮らし(定住しない生活)に突入してしまえば、その結果として、これまで普通だったことが否応もなしに断捨離されてしまう。
ならば、旅に出てから考えればいいのもしれません。
しかし、ちょっと待ってください。
「自宅を捨てて旅に出る」と言うのは簡単ですが、私が想い描く旅暮らしは引き返し(後戻り)ができない生活転換だと決めているのです。
したがって、断捨離してから後悔しないように、前もって覚悟しておくべきことがあるのではと直感したのです。
熟考の末、覚悟しておくべき断捨離は、以下の3つがあることがわかりました。
1)住み慣れた街を断捨離する覚悟。
旅に出た瞬間から、これまで住んでいた街と決別することになります。
昨日まで当たり前だったことが、特別なことになってしまうのです。
私が今住んでいるのは、東京都杉並区高円寺。
旅立てば、24時間営業の西友ストア、徒歩1分のせ文具、徒歩2分のスーパーなどもなくなります(苦笑)。
見慣れた街の風景が消えうせ、注文しなくても私が頼みたいもの出してくれていた行きつけの店もなくなり、惜しみなく笑顔をくれた店員さんとも会えなくなるのです。
街の風景、馴染みの店、何気なくあいさつをかわしていた人たちがいなくなることは、大事件でしょう。
街を断捨離することは、心の大事件にほかなりません。
だから、覚悟が必要。
2)日常の時間と空気感を断捨離する覚悟。
自宅を捨てたら、朝起きて寝るまで、当然だった時間の流れと空間の味わいが消え去ります。
慣れ親しんだ日常生活がなくなり、不慣れな非日常で生活しなければなりません。
これはかなりの重労働でしょうね。恋愛が大仕事であるのと似たような意味で、旅暮らしは心身両面の力仕事だと言えそうです。
だから、覚悟が必要。
3)帰るという発想と習慣を断捨離する覚悟。
戻るための旅では私自身にとって、ほとんど意味をなさないと思っています。
いつでも戻れる旅なら、私が求める秘密の扉は開かないどころか、見つけることもできないしょう。
自分を追い込むこと、いや、解き放つことで、体全身で、自分でもよくわからない、何か得たいの知れないものを感じ取りたいのです。
全身で感じるためには、捨て身の覚悟が要るのです。
以上の理由から、トラベルライフは、帰るという発想と習慣を消し去るところから始まるのだと思います。
ただ思い返せば、生れ落ちてから、これまでずっと、帰るところがある生活をしてきたのですね。
帰るとこがない暮らしに、生まれて初めて飛び込むというわけ。
旅の途上でも、カプセルホテルとか、帰るところはあるわけですが、定住ではありません。ホテルや民宿はつかのまの住処(すみか)に過ぎない。
旅という行為の基本は「帰る」ことにはなく、「流れる」あるいは「さすらう」ことにあるのです。
「逍遥」「彷徨」「漂白」など、旅をあらわす言葉はいろいろありますが、私に最もしっくりくるのは「流転(るてん)」です。
とにかく、「帰る」という発想と習慣を捨てることは、生活が根本的に変わることを意味するのでしょう。
それだけに、生半可な覚悟では、挫折してしまうに違いありません。
だから、覚悟が必要。
3つの断捨離を覚悟するために、私がしようとしていること。
以上のようなことを考えていても、現実には日常生活にドップリとはまってしまっているのですね。
実際に自宅を断捨離するには、いつくかの選択肢があり、どれを選ぶかでも迷ってしまいます。
自宅の断捨離に至るプロセスと選択肢は以下のページにまとめました。
どれを選ぶのか、考えているだけで時間が過ぎてゆきます。
これでは、なかなか飛べませんね。
自宅を断捨離するために必要な「3つの断捨離を覚悟する」には、今の生活を少しでも変えてみるべきなのかもしれません。
そこで考えたのが、小旅行。
最初は二泊三日の旅でもいいと思うのです。
例えば、青春期に行きたくてもいけなかった場所を巡る旅もいい。
そうすれば、重い心の荷物が少しは軽くなる気がするのです。
まだ暑いのですが、9月には小旅行に出かけることに決めました。