「スマホの断捨離」というテーマを、シリーズでお送りしています。
今回は、その2回目です。まずは、スマホの怖さを、再確認しましょう。
そして次に、スマホ対策を考えてみることに。
スマホの怖さの再確認から。
スマホの使い過ぎで、スマホ老眼になったり、眼精疲労が深刻になったりすることもあります。
ただ、今回は、精神的な悪影響、マインド面での危険性に絞って考えたいと思います。
前回も、スマホの怖さについては触れました。
断捨離の目的は、物を捨てることではありません。
物だけでなく、いろんなものを捨てることで、身も心も解き放ち、創造的で豊かな生活を楽しむために断捨離するのです。
ところが、スマホのような過剰に便利なツールは、中毒性が高く、断捨離されることを巧みに回避し、人の自由を奪ってしまいます。?
かつてのテレビも中毒性強かったのですが、スマホよりはマシです。
テレビと違って、スマホは外出先までついてきますから、余計に質(たち)が悪い。
繰り返しますが、スマホによって依存症を発症した人は、能動的でクリエイティブな行動を起こせなくなってしまう危険性があります。
もっと大らかで、伸び伸びとした暮らしをかなえために、スマホに対する恐怖心を強めることは有益です。
スマホの最大の魅力は便利さにあります。
しかし、その便利さこそが危ないのです。
本当に豊かであるためには、時には便利ささえも断捨離しなければいけない、とスマホについて考えていて思い至りました。
スマホが人から奪ってしまう、5つの大事なこと
スマホにはいろんな恐ろしさがありますが、突き詰めるの以下の5点に極まります。
1)スマホは、人間から自分で考える力を奪ってしまう。
2)スマホは、人間から創造力を奪ってしまう。
3)スマホは、人間から生き生きとした感性を奪ってしまう。
4)スマホは、人間から隙間時間を奪ってしまう。
5)スマホは、人間から人と触れあう機会を奪ってしまう。
スマホの断捨離は困難。
これほどスマホを私が怖れているのは、依存症にかかりやすい性格ないし体質を持っているからかもしれない、と何度も視点を変えようとしてみました。
また最初から、スマホなどにのめり込まず、持ってはいるけど、それほどひんぱんに使っている感覚はないという人もいるのでは、とイメージしてみたこともあります。
でも、自分が中毒だと気づいていないだけで、どっぷり浸りきっていることの方が怖いのです。
私は自分がかなりスマホからダメージを受けている実感を、かなり前から持っていました。
「スマホを使い続けると危ない」とかねがね感じていた私は、スマホを4年間使ってようやく解約しました。
しかし、仕事でどうしても使わざるを得ず、また復活してしまったのです。
要するに、完璧なる断捨離は不可能。
当分は、スマホの断捨離は無理です。
旅に出ても、スマホなしでは生活できないかもしれない、と考えると、かなり憂鬱な気分になります。
今現在、スマホとケンカしたら負けるでしょうね(苦笑)。
要するに、戦っても勝てないと確信するほど、スマホは手ごわいのです。
断捨離できなければ、副作用を抑える工夫を。
そのため、距離をおき、どっぷりと浸からないように用心しています。
スマホをやめたいと思う時があるかど、無いと困ると思って使っていると、かなりの時間、スマホをいじっている自分に気づいて愕然としてしまう、なんてことはありませんか。
そういうことを体験した覚えのある人は、スマホから距離をおくことから始めてみてはいかがでしょうか。
使う機能を絞り、使う時間も限定させるとか、本気でスマホ対策を立てる必要があると思います。
私は現在、機能を限定させて使っています。
一時は、電話機能と電子書籍のリーディングだけに使用していました。
今は、電話機能を使わないようにしています。電子書籍も眼精疲労がきついのでスマホでは読んでいません。
またある時、スマホを時計がわりに使っていることに気づき、腕時計をするようにしました。
腕時計は知らぬ間にしなくなっていて、ここ数年していなかったのです。
腕時計をすれば、スマホの画面を見る時間が今よりも減ると思って……。
かといって、敵は強者(つわもの)。簡単には別れさせてはくれません。
断捨離させてなるものかと、私たちの生活にさらに広く深く食い込むたいめに、スマホ関連業者らは次々と作戦を追加してくるでしょうね。
繰り返しますが、私も現状として、スマホは断捨離できません。
ですから、スマホの副作用を最低限に抑えるため、今後は本格的に、スマホへの対抗策を練ってゆくつもりです。
すぐにでもできるスマホ対策
以下、すぐにでもできるスマホ対策をあげておきますね。
1)スマホに対する警戒心を常に持ち続ける。
スマホの怖さは忘れてはなりません。どっぷり浸かってはいけないという危機意識は失うべきではありません。
2)機能を限定して使う。
スマホの最大の武器は多機能であること。しかし、この多機能性が怖いので、できるかぎり、機能を限定して使うべきです。
3)腕時計をすることで、スマホを見る時間を減らす。
スマホを時計がわりに使っていませんか? 腕時計をやめてしまった人がいたら、また腕時計派に逆戻りしてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、ついついスマホを見てしまう習慣から逃れられるかもしれません。
要するに、1秒でもスマホを見る時間を減らすことが肝要なのです。