もしもあの体験がなかったら、私の断捨離はここまで加速しなかっただろうと思うことがあります。
思え返せば、断捨離は一進一退を繰り返し、なかなか進みませんでした。
B型の自分には無理かもしれない、と何度か諦めかけこともあります。
しかし、ある時、思い切って、一つのことを実行しようと思い立ちました。
それによって、私の断捨離ライフは激変したのです。
CDを一枚の残らず、全部を断捨離すると決意。
上の写真はほんの一部です。
段ボール、何個か分のCDを捨てました。
ここでポイントとなるのは「全部を処分すること」です。
また、聴くかもしれない、と少しでも残そうと思ったら、私の断捨離ライフは違う方向に進んでいたと思います。
一枚残らず、すべてのCDを捨てることに成功した時、私の中で「プチン」と音がした気がしました。
全部を捨てた時に、何かが変わりました。
CDの断捨離については以下の記事をご覧ください。
歌は聴くものではなく、唄うもの?
CDをすべて断捨離したとしても、パソコンのハードディスクに保存してあるので、いつでも聴こうと思えば聴けます。
でも、CDを断捨離してからは、ほとんど音楽を聴かなくなりました。
そのかわり、カラオケでひんぱんにでかけ、これまでよく聴いてきた曲を唄うようになったのです。
カラオケはそれなりにお金はかかりますが、発声練習にもなるし、健康にも良いので、CDを完全に断捨離して良かったと実感しています。
断捨離は、全部捨てることをイメージすると加速する。
このブログでは何度も述べておりますが、断捨離はそれ自体が目的ではありません。
断捨離することで、暮らしが良い方向に改善する、そのことの方が重要です。
私が断捨離をそれなりに完成できたのは、全部を捨てることをイメージしたからだと思っています。
例えば、本は仕事でも使うので、全部は捨てられませんが、断捨離する時は、全部捨て言う気合でもって臨まないと、本はなかなか減りません。
大きな本棚3つ分の本を持っていた私ですが、今は、2つの本棚の半分くらいにまで本を減らすことに成功しました。
振り返れば、相当に大事な本まで断腸の思いで断捨離したので、よくできたものだと思う時があります。
「全部捨てることはもったいないので、どうしてそんなことを考えるのか?」と首をかしげる人もおられるでしょう。
しかし、断捨離はそれほど甘くはありません。
断捨離は、ある意味、命がけの行為なのです。
本を断捨離する時には、この本がなくなったら生きてゆけない、そういう本だけを残そうと思いました。
そう考えますと、なくなったら死んでしまう本など、そもそも、ほとんどないことに気づきます。
こうした思考を経て、気持ちの整理ができると、断捨離はなめらかに進み始めるのです。
この思考プロセスと気持ちの整理は、本だけでなく、衣類や文具など、他のアイテムの断捨離にも効果があるのではないでしょうか。
断捨離はサバイバルゲームであり、生き方術でもある、だから命がけという一面を持つことは当然なのかもしれません。