心身共に疲労しきっているのに、眠れないので、散歩に出かけました。
すると、朝焼けが美し過ぎるのです。
これほど鮮やかな朝焼けの空を見たのは、本当に久方ぶりでした。
思わず、落涙しそうになったのです。
さっそく、その朝焼けの写真をご紹介しましょう。
これがその今朝見た、朝焼けの空です。
あがき苦しみ、もがいても、もがいても、懊悩から逃れられない。
いっぱい抱え込んでいるはずなのに、人間関係のルツボにいるはずなのに、本当の絆が見えてこない、感じられない。
そんな時、人は途方に暮れて、空を見上げるしかないかもしれません。
しかし、神様は無慈悲ではないですね。
確かな愛がつかめない、あるいは愛の糸が目の前にあるのに、その糸を握りしめる勇気が足りない。
その結果として、実に頼りない、何もない、虚無のような心境、空しさの最中にいる人間にも、「美しい朝焼け」をお贈りくださった。
この美し過ぎる朝焼けは、新しい未来がすぐそこにきていることの象徴(狂おしい兆し)のようにも感じるのです。
ふと、こう思いました。
これほど美しい朝焼けの空を再び見られる日は、もう来ないのではないか、と。